定期付終身保険

定期付終身保険とは?

今回は『定期付終身保険』と呼ばれる商品についてお伝えしたいと思います。

 

 

定期付終身保険とは長い間、日本の保険会社が主力商品として販売していた商品のことで『終身と思っていたのに更新で突然保険料が上がった・・・』なんて、よく耳にするあの商品のことです。

 

 

保障内容としては死亡保障がメインの契約となり、そこに医療保障が特約としてくっついている商品で、名前からもなんとなく分かるように終身保障(死亡保障)に定期保障(医療特約)がくっついている形になっています。

 

 

そして、終身部分(死亡保障)については当然、終身なので保険料が上がることはないのですが、定期部分(医療保障)については必ず満期を迎えることになり、そして更新時にとんでもない保険料になることが多い、今もっとも見直しをする人の多い保険商品ではないかと思います。

 

 

では、定期付終身保険の満期を迎える(更新しなければいけない)部分は一体、どの部分になるのでしょうか?ちょっと分かりにくいと思いますので、保険証券の図を一緒に見ながら覚えましょう^^

定期付終身保険に満期?

先程も言ったように定期付終身保険は一見、終身保険だと思いがちです。ですが、実は違うんですよね。下記の保険証券のサンプルをご覧下さい。

 

〜ここから重要!保障内容〜

 

 

上記の証券の赤枠の中を見ると、一番上の主契約といわれる部分のみ『終身』という記載になっていて、それ以外はすべて『特約』になっていることに気づくと思います。そして、この特約部分がいわゆる『定期部分』になり満期を迎えるため更新をしなければいけない部分となります。

 

 

保険証券サンプルの「ほけん 太郎」さんは、こんな保険に加入しています。

 

 

「ほけん 太郎」さんが亡くなると、貰える死亡保険金は保険証券の契約内容欄【1】から【4】の合計3600万円、入院は10000円(成人病の場合は15000円)、通院は3000円、こんな内容です。

 

 

保険証券を見ると、特約のとなりに「2007年1月31日まで」とあります。これらの数字はすべて「特約」の保険期間を意味します。※ 特約のとなりに「10年」と記載されている場合もあります。

 

 

保険期間を「終身」と「定期」とに分けた場合、「特約」の部分はすべて一定期間だけ保障される「定期」ということになります。つまり、「特約」で保障されるのは10年だけ。けっして、終身にわたって一生涯保障されるものではないんです。

 

 

ということは?

 

 

10年後には、「特約」は「自動更新」されて保険料は上がってしまうというわけですね!バスや電車の定期券といっしょです。「ほけん 太郎」さんが、今の「特約」の保険料でいられるのは、「2007年1月31日」までの有効期限付ということなのです。

 

 

さて、ここまでを整理してみましょう!

 

 

まず、「死亡の保障」と「入院の保障」とに分けてみます。次に、保険期間で「終身」と「定期」とに分け、さらに「主契約」と「特約」とに分解していきます。

 

 

するとどうなるか? そのようにして、分解したのが下記の図です。

 

死亡の保障

契約内容

期間

保険金額

保険料

【1】主契約(終身保険) 

終身

200万円

保険料は変わらない!

【2】定期保険特特約

定期

2800万円

10年後自動更新⇒保険料UP

【3】 特定疾病保障定期特約

定期

300万円

10年後自動更新⇒保険料UP

【4】 重度慢性疾患保障特約

定期

300万円

10年後自動更新⇒保険料UP

 

入院の保障

契約内容

期間

保険金額

保険料

【7】  新災害入院特約 

定期

10000円

10年後自動更新⇒保険料UP

【8】  新疾病入院特約

定期

10000円

10年後自動更新⇒保険料UP

【9】  新成人病特約

定期

5000円

10年後自動更新⇒保険料UP

【10】通院特約

定期

3000円

10年後自動更新⇒保険料UP

いかがですか? 定期付終身保険について、少しは理解できましたか?

 

 

もしも、あなたが定期付終身保険に加入していて、「私の保険は終身だから大丈夫!」なんて、考えていたのなら、この機会にしっかりと自分の契約内容を確認しておきましょう!

 

定期付終身保険の見直しポイントとは?

では定期付終身保険のことは分かった・・・でも、どうやって見直しをすれば良いの??って方のために、ここではとてもシンプルに図を交えながらお伝えしますので参考にされてみてください!解約する部分や残す部分などをお伝えしたいと思います。

 

 

今のうちに不要な「特約」を取っちゃう!

先に結論をお伝えすると不要な特約を取ることが定期付終身保険の有効な見直しになります^^簡単にいうと、古くて使えなくなったタイヤを交換するのと同じ感覚ですが、使えない特約は今のうちに新しいものと交換するという考え方ですね!

 

 

要は『良いところを残して、悪いところにメスを入れる』わけです!

 

 

以前もこちらの『特約についての考え方』という記事でお伝えしていますが、生命保険というのは『特約』がなくても『主契約』があれば何の問題もないわけです。であれば、加入内容をチェックして、あなたの保障内容が上記の主契約と特約部分に分かれているタイプのものなら、他の優れたものと交換してしまえばいいわけですね!^^

 

今の保険の医療保障にメスを入れよう!

まずは、医療の保障にメスを入れます。そして、この部分が一番の見直しポイントになります。

 

 

それは、なぜか?

 

 

ほとんどの人が、医療の保障部分を「主契約」の「特約」として保険料の払込が満了するのと同時に保険期間も終了してしまう一定期間ごとに更新する定期タイプで準備しているからに他なりません。

 

定期部分については、上記の10年、15年毎に「自動更新」の時期がやってきます。ここで大事なのが「自動更新』がいつまでかというと・・・

 

「定期保険」(=死亡保障)は、60歳や65歳などの「主契約」の払込満了まで、
「医療特約」(=医療保障)であれば、だいたい80歳くらいまでになります。

 

そして、この自動更新が終わったあとの特約保険料というのは、80歳までの15年、あるいは20年分の保険料(特約保険料)を一括もしくは年払いなどで払わないと継続できないのが一般的になります。

 

そのため、保険料はそのときの年齢で再計算されて、「自動更新」の度に上がっていくことになります。そうとは知らずに、この手のタイプに加入しているとどうなるか?

 

 

それは先ほどお伝えしたように単純に定期部分(医療保障部分)の部分が満期を迎え、しかも自動更新もできない状態になります。また、この時の保険料は一括もしくは年払いなどで払わないと継続できないのが一般的なので、予想していなかったお金を払って継続するか新たに別の保険に入りなおすかのどちらかしかないわけです。

 

 

ただ、新たな保険に入りなおすといっても、この定期部分の自動更新ができなくなるころの年齢を考えると健康状態などに問題がある場合は新規での加入が厳しくなるので、そのまま保険を続けていくか解約するかという選択肢しかなくなるわけですね・・・。

 

 

生命保険では「医療の保障は保障の基礎部分」だと、僕は考えています。

 

 

医療の保障は、死亡の保障とは役割が違います。ご主人に万一があったらと、残された家族の生活費を考えて加入するのが、死亡の保障です。となれば、お子さんが独立してご夫婦そろって老後を迎える人たち、また、お子さんのいない共働きのご夫婦、こうした人たちにとって、死亡の保障はそれほど必要なくなってしまいます。

 

 

けれど、医療の保障はどうでしょうか?

 

 

病気やケガは、いつ、誰に、起こるか分かりません。それは、明日かもしれないし、5年先、10年先かもしれない・・・ご主人かもしれないし、奥さんかもしれない、その役割に終わりないですよね?

 

 

いずれせよ、「医療特約」部分は、更新が来れば保険料は上がってしまいます。しかも、この部分に貯蓄性はないので、そうなれば「膳は急げ!」です。もしものとき、「保障が途中で切れていた!」なんてことにならないようにできるだけ早めに、終身タイプに「医療特約」部分を交換してしまうほうが得策といえると思います。

 

 

赤く囲んだ「医療保障』の特約部分を交換する。図にすると・・・

 

今の保険の死亡保障にメスを入れよう!

では続いて死亡保障にもメスを入れていきましょう!

 

 

この死亡保障額については大きなメスを入れなければいけないケースが非常に多く、=大きな見直しにつながる部分だとも言えますね。では、ここで1つご質問ですが、

 

 

「今の保険の死亡保険金額は、いくらですか?」

 

 

こう聞かれてハッキリと答えられる方というのはごくごくわずかだと思います。では、もう1つご質問です。

 

 

「なぜ、その死亡保険金額を選んだのですか?」

 

 

と聞かれて、これもまたハッキリと理由を言える方というのはごく少数だと思います。でも、これってほとんどの方が、同じ状況だと思いますので、決してあなただけではありません。安心してください^^

 

 

この死亡保障で一番問題なのが、死亡保険金額に、何の根拠もなく加入しているということなんですよね・・・(^_^;) 先ほどの保険証券でいうとこの部分です。

自分には、自分の家族にとっては、いくらが適正な保障額なのか?まずは、これをきちんと把握する必要があります。根拠ナシの保険金額。そうであれば当然、ムダに保険料を支払っている危険性が高いわけです。

 

 

で!!

 

 

「適正な保険金額って、いったいいくらなのよ?」ってことなのですが、これについては、わが国の社会保障制度(公的保障)への理解が不可欠になります。社会保障制度についてはこちらの記事『生命保険見直しの時は必要保障額を計算しよう!』に書いていますので、
そちらをご参照ください。

 

 

このように必要な保障額をきちんと計算して適正な保険金額を設定することがムダを省く一番の方法だといえると思います。

 

まとめ

少し長くなりましたが、このように現在も多くの方がご加入されている『定期付終身保険』。

 

 

ですが、中身の1つ1つをよく見ていくと見直しをしたほうが良いケースというのは実に多かったりします。頭の中で終身に入っているから大丈夫!という大きな勘違いが後に思いもよらない結果を生むこともあるので、早い段階で保障内容の確認をしておかれるほうが良いと思います。

 

 

ポイントは大きく分けて

 

  • 主契約(終身)と特約(定期)にわかれているとこと
  • 特約(医療保障)の部分はある一定の期間は自動更新されること
  • 自動更新時期が過ぎると一括して継続分の特約保険料を払う必要があること
  • 医療保障は早めに交換しておくこと
  • 死亡保障が適正かどうかを確認すること

 

になります。

 

 

これらのことを踏まえて今一度、保障内容の確認をしていただき、今回お伝えした内容に当てはまる場合は早急に見直しをする必要がありますので、できれば早めにご相談されると良いかと思います。

 

 

長くなりましたが、以上が『定期付終身保険』についてでした。
参考になれば幸いです。

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